この冬ミジンコのペットボトルを室内に入れたところ、無事に冬越しできました。そして、やっぱりミジンコはペットボトルで育てるのが一番簡単で楽だと思いました。その理由と、実際にやっていることをまとめました。私のような、
- 狭い場所で、
- なるべくお金もかけず、
- 簡単にミジンコを育てたい
そんな方にオススメします!
ミジンコの冬越しの結果は?
この冬、3つの方法でミジンコが冬越しできるか試してみました。
ベランダに置いたまま
- 基本的に放っておく。
- たまにかき混ぜたり、容器の水を半分くらいメダカ容器に入れてからグリーンウオーターを足す。
結果、冬越しOK!放ったらかしだったけど、寒いとミジンコも活動しないので少しのエサで生き延びてくれるイメージ。何匹かでも生き残っていれば、春にはまた殖えてきます。ただ、容器を洗うのが面倒・・・。これからはペットボトルだけにします。
茶こしのまま
- 基本的に放っておく。
- 冬は水換えしないので、茶こしがモヤモヤ、ドロドロしてくる。
こちらも冬越しOK!そもそもメダカ容器なので、常にエサは豊富。モヤモヤの中でも生き延びていました。ただ、ヌルヌル茶こしを洗うのが面倒・・・。茶こしはよく水換えするシーズン中に使うのが良さそう。
★茶こしの網が外れて今のミジンコ茶こしはこちら
室内に入れたら
- たまにペットボトルを振る。
- ミジンコが殖えた時、水の色が薄くなっている時には半分ちょっとメダカ容器に入れてからグリーンウオーターを足す。
冬越しOK!室内の窓際だから、日差し・温度・エサの3つの条件が揃っているし、振ると酸素も混ざります。冬でも室内だと繁殖しますよ。
ペットボトルが一番の理由は?
今までいろんな容器でミジンコを飼育してきましたが、今回の冬越し結果から、やっぱりミジンコはペットボトルで飼育するのが一番簡単で楽だと思いました。その理由は、
- 手に入りやすい(無料)
- 軽くて丈夫
- 持ち運びが簡単
- 透明だからよく見える
- 場所を取らない
- 振るだけ、と管理が楽
- 数の加減がしやすい
- 冬も室内で繁殖できる
- 容器を洗う面倒がない
- 処分が簡単
●ミジンコをたくさん育てる人は2リットルのペットボトルにして数を増やす、ささやかな趣味なら1リットルで数本だけ、など希望に合わせて増減が簡単。
●冬も室内に数本持ち込んで飼育すると、冬でもメダカにやれるし、春になっても即ミジンコがたくさんいる状態からスタートできます。
●何より最高なのは、簡単に手に入って洗う面倒が無いこと!外に置いてあるので、だんだんペットボトルが緑になるのですが、ミジンコが見えなくなるまで使ったら処分するだけ。水道のないマンションのベランダでは、容器を洗うのにも一苦労なので本当に助かります。
ペットボトルでの育て方 決定版
グリーンウオーターを準備する
ミジンコをずっと無料で育てるために、エサはグリーンウオーターですよね。クロレラなんていうブルジョア様とは違うコースを進んでいますよ。
こまめに水換えしているメダカ容器はあんまりグリーンウオーターになりません。そこで、ミジンコを入手する前にちょっと過密気味、放ったらかし気味のメダカ水槽を準備してグリーンウオーターを育てておきます。
ペットボトルを準備する
- 全滅を防ぐために2~3本準備する
- ミジンコが良く見えるように凹凸のない透明なペットボトル
- きれいに洗って乾かしておく
無事にミジンコが殖えたらペットボトルも増やせばいいので、まずは1リットル2~3本からスタート。
ミジンコを入手する
田んぼに水が張られたら土や水を頂いて培養する・・・という完全無料の方法もありますが、手間だし、時間がかかるし、実際に殖えるかどうかもわからない。
大人なら、時間と安心を買うと思ってミジンコを購入する方が早いです。
私はダメ元で完全無料の方法で入手しました。その頃はミジンコなんて凄い人が育てるもの。すぐ全滅するだろうし、高い送料払うなんてもったいない。と思っていました。でもミジンコは意外に強い!いないと思っても復活する!最初だけお金を払えば、あとはずっと無料で楽しめますよ。
できたら送料がかからないようにお店かジモティーで入手しましょう。(メルカリは送料がかかるので高い)
ジモティーではミジンコやゾウリムシ・水草やエビなども格安(たまに無料の人も)で出てますよ。メダカはお店で買いたいという人も、ミジンコならいいのでは?ジモティーでは同じ趣味の方と直接会うので、水草の育て方とかどんなメダカを飼ってるとか話して楽しかったです。中にはグリーンウオーターを売ってる人もいるので、すぐにミジンコ飼育できますね。
セットする
●ペットボトルにミジンコとグリーンウオーターを入れる。
●明るい日陰に置く
→植物プランクトンなので適度な日差しは必要だけど、直射日光が当たると温度が上がりやすく、藻も生えやすいから
●ペットボトルのキャップは開けておく。
→酸素を入れるため
●緑色が濃すぎるようなら汲み置き水で薄める。透明感のあるきれいな緑色がいい感じ。
ペットボトルを振る
- 毎日メダカのエサをやるついでにペットボトルを振って酸素を溶け込ませたり、水流を起こしたりする。
- ちょっと忘れても大丈夫ですが、暑い時期は酸欠にならないように毎日振る方が良い。
水の色とミジンコを観察する
- だんだん水の緑色が薄くなってくる。
- 色が薄くなったら上水をメダカにやり、グリーンウオーターを入れる。
- 日差しに当てると底の方にミジンコが見えるようになる。
- 最初は数が少ないので殖えるのに時間がかかる。
メダカにやる
- ミジンコを網で濾して、ミジンコだけをメダカにやる。
- 次の種水にするため3割ほど残しておく。
水の色が薄い時や、もうすぐ水換えって時は網で濾さずにドボドボっと投入すると楽です。ミジンコを少し茶こしに入れて浮かべるのも楽しいですよ。
グリーンウオーターを補充する
- 種水に新しいグリーンウオーターを継ぎ足しておく。
- グリーンウオーターを維持するのが1番のポイント。グリーンウオーター用のメダカ水槽を作っておくと簡単。
- 今はメダカを10匹程度に減らしたので過密飼育ではありませんが、ちゃんとグリーンウオーターが維持できています。適度な日差し・温度・そして白い発泡スチロールがいいみたい。日差しが当たり過ぎないように、半分蓋をしています。
- 数日でペットボトルの中にふわ~っとミジンコが殖えてくるので、ドボドボっと透明な部分をメダカにやって、グリーンウオーターを足す。発泡スチロールには減った分汲み置き水を入れる。気分は大人の水遊びですね。セリアの500ml計量カップが便利。
まとめ
- 狭い場所で、なるべくお金もかけず、簡単にミジンコを育てたいならペットボトル飼育が一番!
- ミジンコが繁殖したら後は繰り返すだけ。
- 少々ペットボトルを振るのも忘れても大丈夫だし、グリーンウオーターさえあれば意外に絶滅しないので軽い気持ちでチャレンジしてみてください。
慣れたら簡単!朝1回振って、透明になったらドボドボっとメダカに入れてグリーンウオーターを足すだけ。メダカが喜んで食べますよ。
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