メダカと睡蓮の花のコラボに憧れて、昨年初めて姫睡蓮を育ててみました。葉っぱばかり伸びて、なかなか花が咲かなかったけど、咲いた時の美しさ、神々しさほ想像以上。
とはいえ、場所を取るし手がかかるのでスイレン活動は終了・・・したつもりでしたが、水の中で勝手に冬越ししていました。
せっかくだから春の植え替えを経験してみます。
冬越し前の様子は?
黄色くなった葉を取って、全体が水に浸かるように入れておきました。たまに足し水するだけで春までこのまま置いておきました。よっぽど寒い地域じゃなければ、水に沈めておけば越冬するはず。
春の様子は?
姫睡蓮の新しい葉が出てきました。暖かくなったのでそろそろ植え替えです。
植え替えの方法は?
- 株が増えるので植木鉢を多めに準備する
- 姫睡蓮を鉢から取り出す
- 土を取り除き、水でゆすぐ
- 古い根を全て切り落とす
- 株を切り分ける
- 株を新しい土(赤玉土など)に植え付ける
- 株の芽が出るところ(成長点)が土から出るようにする
- 肥料をやる
- 睡蓮の芽から10センチくらいに深さまで水を入れる
赤玉土がドロドロで臭いです。そりゃ、土を新しくしないと成長しませんよね。古い根は太く黄ばんでるし新しい根は白くて細いので、見分けるのは簡単。株はカッターで切るといいらしいですが、手で持つとポロっと自然に分かれました。
ここで失敗!
- 姫睡蓮が冬越ししたから経験として植え替えしてみよう、という気持ちで植木鉢を準備せず、牛乳パックの底に穴を開けて使用。株が細かく分かれ過ぎたので、小さいのはまとめて埋めました。
- 観葉植物と同じように水はけをよくするため鉢の底にハイドロボール(中粒)を入れました。
- スイレンは泥の中でよく育つので赤玉土に少し水を入れて練り、泥状態で使います。でも私は泥水をマンションの排水口に流したくないため普通の培養土を使いました。
すると、水を入れた途端、すべてが浮き上がってきてしまいました・・・。容器も牛乳パックですし、ハイドロボールは軽くて浮かぶし、培養土も水面に広がり、睡蓮も浮いてしまいました。ガーン。
仕方なく半分ほど水を捨ててやり直し。
浮いたハイドロボールをどけて、培養土の上に古い泥状態の赤玉土を蓋みたいに載せてから株を押し込みました。再び静かに水を注ぎ、数日かけてゆっくり水を増やしていきました。後日、落ち着いてから菜箸で穴を開け、化成肥料を数粒放り込みました。
ついでにウオーターマッシュルームも
冬の間、ウオーターマッシュルームがどんどん小さくなってしまったので、きれいな部分だけ土に入れて復活させることにしました。ウオーターマッシュルームは土に埋めても水に浮かべても育つ便利な水草ですが、土がある方が早く大きく育ちます。
成長の様子
姫睡蓮の牛乳パックがヨレヨレになってきたので、ウオーターマッシュルームの植木鉢と交換しました。植木鉢のままメダカ容器に入れようと思っていたのですが、思い出してみると、結局植木鉢ごと藻やアオミドロにやられて洗うのが嫌だったことを思い出しました。
土に入れた方が大きくなりますが、やっぱり土が無い方が手入れが簡単なのは事実。ウオーターマッシュルームはアナカリスみたいに浮草として育てようと思います。
砂利や赤玉土、水草や睡蓮など、最初は憧れて何でも挑戦するけど、やっぱり楽な方向に落ち着きます。ビオトープに憧れてもやっぱりベアタンク、みたいな。マンションのベランダは水道も地面も無いしね。
まとめ
- 姫睡蓮は水に沈めておくと越冬する。
- 姫睡蓮の植え替えは春になって新しい葉が出始めた頃に行う。
- 古い根を切り落とし株分けした後、成長点が出るように植え付け、肥料をやる。
- 大きな植木鉢やプランターで育てる方が大きく育つ。
昨年、姫睡蓮といえど1つの株で発泡スチロール箱1つ必要なくらい場所が必要で驚きました。でも花は2回だけ。もっと思いっきり葉っぱを間引いた方が良かったのかな。なるべく今年はお譲りする方向で。
●去年、姫睡蓮が咲いた時の記事はこちら