中国ドラマ大好きシニアが行く 上海&横店影視城への旅 上海到着編 

JALで上海へ

最近はLCCしか乗ってなくて久々のJAL。安心感が凄いです。機内食を頂いて映画を見てる間に上海に到着しました。上海まで飛行時間2時間ほど、もっと長く乗っていたいくらいでした。

入国手続き

通路の横に指紋登録の機械がありました。パスポートをスキャンすると日本語案内が出るので指示通り5本の指全部を登録します。その後入国カードを書く場所があるので、書き方の例を見ながら記入します。この時、置いてあるボールペンが書けずにボールペン待ちの人がいたので、自分のボールペンがあって良かったと思いました。その後パスポートと入国カードを持って入国審査の列に並べばOK。

●入国審査やスーツケース受取の待ち時間にe-SIMの切り替えをしておきます。この後、リニアモーターカーのチケットをアリペイで買えるように。

空港からマグレブで移動

●マグレブは浦東空港から上海の郊外にある「竜陽路」という駅までの約30kmを7分20秒で運行できます。磁気浮上式鉄道で一般営業を行っている全世界で唯一の路線です。営業最高速度は430km/hですが、現在は約300km/hで約8分で運行しています。Wikipediaより

入国したら、「磁浮」という案内に沿ってどんどん歩いていきます。マグレブ(リニアモーターカー)=磁浮で、日本人は漢字が分かるので簡単です。

すると目の前にマグレブの乗り場が見えてきました。近くにあるチケット売り場に向かいます。

当日の航空券を持っている人は、窓口で購入するとチケット代金が50元が40元(約880円)に割引されます。ここで初めてアリペイを使うので、ドキドキしながら二人分の航空券を見せました。アリペイの「支払い・入金」をタップすると自分のQRコードが出てきてピッと支払い完了!

アリペイで払えた!これで中国旅行も大丈夫そう

中国では鉄道でも飛行機に乗る前のような手荷物検査があります。

  1. パスポートを見せる
  2. 荷物のX線検査を受ける
  3. カード式のチケットをかざして入場
  4. ホーム階に降りて乗車(自由席でガラガラ)

スーツケースやカバンが重いとベルトコンベアに毎回載せるのが大変。中国には身軽で旅行したいですね。

さあ、出発!静かにスピードが上がって行って、あっという間に300km/hになりました。時々車体が斜めになりながら、どんどん進みます。普通の電車に比べて磁力だから圧倒的に静かでした。

実は上海浦東空港から上海一の繁華街「人民広場駅」へは、地下鉄2号線で約1時間7元(160円弱)です。マグレブなら途中の「竜陽路駅」で地下鉄2号線に乗り換えて「人民広場駅」まで行くので、マグレブに乗る方がかなりお高いです。そして乗り換えの手間があるので、そこまで圧倒的に早く着くというわけでもありません。旅行客は乗るけど、現地の人はそんなに乗らないから空いているんでしょう。

地下鉄2号線に乗り換え

アリペイが使えずピンチ!

「竜陽路駅」で地下鉄2号線に乗り換える時、またパスポートを見せて荷物検査を受けます。うん、これが中国。YouTubeで予習した通りアリペイの「モビリティ」をタップしました。あれ?自分のQRコードが出てこない。画面にいろいろ指示が出てるけど中国語でわからない。マグレブの決済はできたのに地下鉄は別なのか?

いったん荷物検査の列から外れ試行錯誤・・・。結局お客さんが途切れた瞬間、荷物検査機の横にいる職員のお兄さんにアリペイ画面を見せ、「モビリティを押してもできないよー。」とアピール。すると、お兄さんが素早く幾つかタップして使えるようにしてくれました。ついでに娘のアリペイもお兄さんにお願いして、無事に地下鉄に乗り換えることができました!

旅行に行くと人の親切が身に染みる。よし、これで地下鉄に乗れる。

車内で中国の洗礼?

無事に「竜陽路駅」で地下鉄に乗れてホッとした瞬間、隣りの車両から物凄い怒鳴り声が聞こえてきました。地下鉄の中は車両ごとにドアが無く自由に通り抜けられる造り。年配の女性が凄い剣幕でまくし立てているのが見えました。負けじと周りの男性数人も応戦しています。私たちの車両からも見物に行く人がいっぱい。次の駅に着くまで怒鳴り合いは続きます。誰かが通報したのか、次の駅で女性が駅員さんに下ろされました。と思ったら、なんと女性が発車と同時に駅員さんを振り切って車内に駆け戻ってきました。そこからまた激しい怒鳴り合いの連続です。周りの乗客を巻き込んで大勢の人が年配女性に抗議していたので女性に問題があったみたいですが、言葉がわからず残念。「刃傷沙汰になったりして。こっちの車両に来ないでよ。」と思いながら見ていました。その次の駅で女性は数人の駅員さんに下ろされ、事情を聴くためか大勢の人も下ろされました。(駅員さんか、警察かわかりません)たくさんの大人がこんなに大きな声で怒鳴り合うのを初めて見ました。とことん自己主張が激しい、そして周囲も見て見ぬ振りせず応戦する。「これが中国・・・。」と洗礼を受けた気分でした。

ホテルにチェックイン

広い人民広場駅から近い出口を調べずに出てしまったせいで、私たちの泊まるホテルの方向がわかりませんでした。ちょうどラディソン・ニューワールドホテルが見えたので、系列のホテルだし聞いてみよう、とドアマンに印刷した予約確認書を見せると、「間違ってここに来てしまったお客様」だと思われ、予約確認書とホテルの名前を指さしながら「ここじゃないんですよ。この道をまっすぐ10分くらい行ってください。」と、とても親切に英語で教えてくれました。さすがホテルマンは世界共通!ただ、天気がイマイチ。今にも雨が降りそう。

ラディソンコレクション

人民広場から夜景で有名な外難まで続く南京東路の歩行者天国にある4つ星ホテル。周りはお店がいっぱいで賑やか。日本語が通じる「桃源郷」というマッサージ屋さんがあるのも決めてでした。(JTBの「るるぶ」にも載ってました)。

部屋は凄く広くてキレイ。ベッドも布団もフカフカで寝心地最高です。独立したシャワールームもありました。ペットボトルの水が部屋ではなく洗面所に置いてある不思議。中国では水道水が飲めないので、これで歯磨きするようにという意味でしょうか?

そして、部屋に冷蔵庫が無いんです!中国では冷たい飲み物を飲む習慣がないからだそうですが、こんな良いホテルでも無いんだ・・・と驚きました。まさに「これが中国」

夜に足マッサージ60分約200元を受けました。最初の足湯の時には肩を揉んでくれるんです!落ち着いた店内で最高の時間でした。果物・飲み物付きで超オススメ!

沈大成で軽くランチ

LALで機内食を食べたけど、夕方になるとお腹が空いてきました。するとホテルの近くに行列ができているお店がありました。このお店は、2階が夕方から開店するレストランで、1階はお昼に開いている軽食レストランと、行列ができているお餅やお菓子売り場がありました。

軽食レストランに入りましたが、どうやら席の案内は無さそうなので勝手に座り、注文も取りに来ないので店員さんを呼び止めて注文しました。上海の名物である小籠包(蟹粉・鮮肉)とエビ炒飯を指さして、あとはアリペイでサッと決済です。よし、アリペイはマスターしたね。

中国のレストランではおしぼりやお水を出す習慣がないので自分のウェットティッシュを使いました。周りの人を見ると、ペットボトルの水やジュースを注文してる人がいましたが、何も飲んでない人も多かったです。小籠包も炒飯もあっさりしてたので頼まず、ホテルに帰ってフロントのお水を飲みました。合計86元(1880円)。味は可もなく不可もなく。

外難(ワイタン)の夜景

外難は、1840年のアヘン戦争後の南京条約によりイギリスが開港し、租界地(中国の主権が及ばない外国人居留区)としたのが始まり。その後、フランスやアメリカなども次々に租界を置いたので、西洋建築が立ち並ぶ通りが残っています。そんなクラシックな西洋建築と、黄浦江(こうほこう)の対岸にある高層ビル群が対照的で上海随一の夜景スポットです。

夜の南京東路は平日でも大混雑。どこもかもキラキラで派手派手。突き当りに「東方明珠電視塔(通称:東方テレビタワー)」が見えてきてテンションアップ!。

和平飯店(PEACE HOTEL)で写真撮影してる人がいっぱい。こちらは租界時代にできた欧米列強の名士が泊まる超一流ホテルが始まり。

横断歩道ごとに公安(警察)の人がいて誘導するので混雑しているけど流れはスムーズ。

ライトアップされた西洋建築がとてもきれいです。

来たー!高層ビル群!「プラチナの恋人たち」「オオカミ君王とひつじクイーン」「始まりは君の嘘」とかドラマで見てた通りだけど、何だか空が曇っていて赤っぽい。この日は夕方雨がさっと降ったのに、それでも空が濁っています。高層タワーの上まで見えなくて残念過ぎる。明日も来なければ!

街角のスターたち

人民広場駅から外難までの歩行者天国にずーっと続くファーウェイの看板。それがウー・レイ君でびっくり。どの広告より凄い量です。もちろんファーウェイが凄いんですが、採用されてるウー・レイ君も凄い。ちょうどドラマ「星漢燦爛」と「長歌行」を見たところで、琅琊榜(ろうやぼう)のウー・レイ君が立派になったなぁと思っていたところだったので嬉しかったです。

こちら新世界大丸百貨店にあったシャオ・ジャン様と大きな中国系デパートの巨大看板の「ゴン・ジュン」様。他にもいろんなスターがいて、ただ歩いているだけでも楽しかったです。

軽食

小腹が空いたので外難にある新世界大丸百貨店へ。やっぱりフードコートは日本の百貨店が安心ですよね。焼いた小籠包の中にエビが入ってるメニューに惹かれて食べてみることに。

小籠包と言えば台湾かと思っていましたが、上海辺りの人たちが台湾に渡ったのが起源らしく、上海は街中小籠包屋さんだらけでした。

まとめ

  • 上海は日本から飛行機で約2時間で行ける
  • 1度はマグレブというリニアモーターカーに乗るのをおすすめ
  • 決済や交通でアリペイが大活躍
  • 外難の夜景はリベンジ必須。日程に余裕を持って
  • ラディソンコレクション上海ホテルのマッサージ「桃源郷」は超オススメ!

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