春と秋はミジンコを育てやすい季節です。特に秋の方が失敗しにくいような気がします。ミジンコなんて面倒だと思いがちですが、意外に簡単だし、丈夫で全滅しません。
と言いながら、ちょっと手を抜いていたらミジンコがずいぶん減っていました。リセットしてやり直します。
秋がミジンコ飼育のベストシーズンだと思う理由
- 寒くもなく、暑くもなく、日差しは十分ある
- 夏の日除けを外してグリーンウオーターが豊富
- 雨が少なくグリーンウオーターを維持しやすい
- メダカ容器もグリーンウオーターなので、ミジンコを水ごとやりやすい
- 冬越し前のメダカの栄養補給にぴったり
- 冬のエサ切り時にやっても水を汚さない
- 冬は室内にペットボトルを一部入れておけば簡単に冬越しOK
京都の南向きベランダでは、春は一瞬、すぐに暑い夏が来ます。秋の方が水が悪くなりにくいので手がかかりません。ただ春は稚魚とミジンコが共存するのを見られて楽しいですよ。寒い地方の方なら春の方がいいのかもしれません。
秋のグリーンウオーターの様子
10月。右のスチロール箱は三色の稚魚を移動して空っぽになりました。ベランダの塀際にあって深緑色です。夏はどちらも塀際にありましたが、秋になって左側のスチロール箱が、一足先に向かい側に移動。日がよく当たるので明るい黄緑色に変化しました。
秋になって「よしず」を外したので、他のメダカ容器にもグリーンウオーターになってきましたが、捨てるのももったいないので新しい発泡スチロール箱にグリーンウオーターを移して、隣のサンセット様をちょっと移してしばらく使うことに。
●スチロール箱を長く同じ場所に置いておくと、こびりついて白く痕残りしてしまいます。これがベランダの辛いところ・・・。タワシでこすり洗いしてもなかなか取れません。疲れます。
発泡スチロールは軽くて保温効果があって安いし(無料の場合も)処分もしやすいとおススメされるけど、地面がある人向きかも。マンションの場合、掃除が面倒です。レンガやブロックは処分が大変なので使いません。
ミジンコを早く殖やすポイントは水量
ちょっとミジンコの世話、といってもたまに
- ペットボトルを振る
- 水が透明になってきたらミジンコ水をメダカにやる
- グリーンウオーターを補充する
だけなのですが、さぼっていたらミジンコが減ってしまいました。2本のペットボトルの底に少ししかいません。
いつもはペットボトルを使用していますが、少し大きめのプラスチックケース(約6ℓ)も使ってミジンコを殖やすことにしました。水量が多い方が殖えやすいです。
でも大きすぎるとリセットしにくいし洗うのが面倒になるから手頃なサイズで。ミジンコが良く見える白っぽいケースやバケツで育てると楽しいよ。
ミジンコが殖えた
容器のグリーンウオーターの緑色がだんだん薄くなってきたらミジンコが殖えています。ミジンコだけ網で濾すのが面倒なので、いつもは上澄みを掬って、そのままメダカにやっています。
久しぶりに網で濾してみると、ミジンコがいっぱい。メダカが喜んで食べますよ。
ペットボトルのミジンコも収穫です。秋はヨシズを外して、どの容器もグリーンウオーター気味なので、気軽に水ごとドバドバッと入れるだけ。
グリーンウオーターを補充しておく
メダカにミジンコをやった後は、底に少し次の種水として残し、グリーンウオーターを補充します。色が濃い気がしたら、少し汲み置き水を足すことも。
後は、この繰り返し。そして冬になったらペットボトルを室内に入れておけば、ミジンコも冬越しできます。
まとめ
- 秋はミジンコ飼育にぴったりの季節
- ミジンコは冬越し前のメダカの栄養補給にぴったり
- ミジンコ飼育は簡単で、意外に全滅しないのでオススメ
ミジンコ飼育はグリーンウオーターがあれば簡単!秋ならすぐにグリーンウオーターになって、冬越しに間に合います!
おまけ 「増やす」と「殖やす」の違い
よく似た意味ですが、使い方が微妙に違います。
増やす
- 既にある数や量の上に、他から加わって多くなる・多くすること(増加=加えて増える)
- 「減る」の反対(増減)
例えば、人数が増える・道具が増える・仕事が増える・体重が増える
殖やす
- 他から加わるのではなく、それ自身で数や量が多くなる・多くすること
- 財産や動植物の数が多くなること
例えば、細胞が殖える(増殖)・財産が殖える(利殖)・ネズミが殖える(繁殖)など
ブログではメダカやミジンコが殖えると書くようにしています