9月からベランダの片隅で育てていたミジンコ達。11月になって気温が下がってきましたが、ほどほどに生きていました。
天気の良い日にはミジンコが動くのが見えるので、そっと上澄みごと掬ってメダカ水槽に足し水も兼ねてやります。そして、減った分をメダカ水槽のグリーンウオーターや、濃さによっては汲み置き水を入れて今まで維持してきました。
でもそろそろ冬だし、ミジンコ活動をどうするか考える時が来ました。
寒くなるとミジンコはどうなる?
ミジンコは水温20度前後ならどんどん殖えていきますが、冬になって水温10度以下になると自然に殖えることは無く、だんだん生存の危機を迎えます。
すると普段はメスだけの単為生殖なのに、非常時にはオスが産まれ耐久卵を産んで命を繋ぎます。耐久卵は暑さにも寒さにも強く、水が無くても数十年は卵の状態のまま、孵化する条件が整うまで待てるそう。なんて自然は不思議なんでしょう😲
ということで、冬になるとミジンコ活動はどうなるのか?ネットで調べてみました。
冬のミジンコ活動とは?
- 冬の間、ミジンコを加温しながら育て続ける
- 寒くなって耐久卵ができたら、乾燥させて保存する
- 寒くなって耐久卵ができたら、新しい水に入れて冷蔵庫で保存する
という3択を迫られるみたい。
1は、ミジンコを室内で育てるか、ヒーターで温めるかして、冬でも水温を20度くらいに保ちながら繁殖させ続けることですね。室内でメダカを飼っている人がミジンコをどんどん殖やしてエサにするイメージなので、プロか上級者の領域かも。😊
2と3は、方法としてはあるのでしょうが、実際そこまでする手間の方が大変な気がします。春になって購入する方が簡単ですし。
番外編としては、
4.耐久卵が孵るかもしれないので、ミジンコ水槽をそのまま春まで置いておく
というのもありますが・・・私の場合、
マンションのベランダで、後々何か月も経った汚い水槽を洗うのは辛い。ミジンコ容器がベランダで場所を取るし、今ミジンコが入っている発泡スチロール箱をメダカに使いたいよね。
室内に置くのは避けたいし、何より「ミジンコを育てるミッション」が経験できて満足したよ。春になって必要になったら田んぼから採ってくれば良いだけかも。
と思って「ミジンコ活動」を終了することにしました。
ミジンコ活動終了の方法(自己流)
ミジンコ水をメダカ水槽に入れる
うちのメダカはグリーンウオーターで育てています。というよりマンションの南向きベランダなので、スダレで日差しを調節しても勝手にグリーンウオーター気味になってしまうだけですが。
ミジンコのエサもグリーンウオーターだけ、メダカにとって悪い物は何も入っていないし、いつも上澄み=ミジンコ水をメダカ水槽に入れていたので、最後に全部入れることにしました。
●まずは、最後に残ったミユキ稚魚達がもらわれていく前に、二つのミジンコ水槽に入れました。
ミジンコ水槽の上澄みを減らした後に、ミユキ水槽の水を半分入れて稚魚を入れます。ミユキ稚魚はミジンコをたくさん食べて、数日後にもらわれていきました。
●次に残りの2つのミジンコ水槽です。発泡スチロール箱の方は、「このミジンコ水槽にメダカを直接入れるだけで冬越し水槽になるのでは?」と思ったけど、底の方にアオミドロがモワモワしていたので、やめました。
冬越し前に、栄養補給も兼ねてミジンコ水を入れました。ミジンコを無駄にしないように全部入れたので、沈殿物も入ってしまいましたが、もうすぐ水換えするので大丈夫だと思います。
茶こしのミジンコは残す
茶こしのミジンコも数が少なくなっている気がしますが、浮かすと動いているのがわかるので、全滅せずに生きてくれています。
これから寒くなって絶滅するのか?耐久卵が残るのか?わかりませんが、これだけなら後で洗うのも楽だと思い、グリーンウオーターに茶こしを浮かべておくことにしました。
まとめ
栄養たっぷりで水を汚さない、メダカの活餌に最適なミジンコですが、冬の間も育て続けるにはやっぱり手間暇かかるとわかりました。そこまで頑張れない人は、暖かい季節にミジンコを購入するか、田んぼで採ってくるのが簡単だと思います。
ミジンコに何の関心も無かったのに、今では、水が無くなった田んぼの土を見て、
ここにミジンコの耐久卵があるんだわ。春になって田んぼに水が張られたら孵化して来るんだね。
なんて思うようになりました。そういえば、蝶やトンボだって冬は飛んでないのにちゃんと春や夏になったら飛んでいます。サナギや幼虫で冬越ししているんですね。
カエルは土の中で冬眠するんでしたよね。田んぼで干からびているようにしか見えない貝類はどうしているのでしょう。土に潜り損ねたのかな。
生き物によって命をつなぐ方法はさまざま、本当に不思議ですね。子どもの時に実体験無しに記憶していた内容が、大人になってある日、ふとつながる感じ。これも大人ならではの楽しみですね。