アラ還世代の趣味探し③ 50代女性に響いた 銀閣寺マダムの教え

趣味を考えるたびに、思い出す人生の先輩がいます。韓国語を習っているときに一緒だった女性で、60代後半くらいだったでしょうか。 

いつもお洒落な服を着て、髪の毛もセットされ、メイクもきちんとされていました。

銀閣寺の近くにお一人で暮らしていて、国内・海外旅行のお話や普段の暮らしの内容からも悠々自適な感じが伝わってくるような方でした。

どこに行っても、料理もお菓子も京都の物が一番美味しい。京都に住んでたら、旅行に行っても買うものがないわ、というような生粋の京都人。私は心の中で銀閣寺マダムと呼んでいました。 

韓国ドラマを見て韓国語を習い始めた人達も、初級から中級、上級と進むにつれ、どんどん人数が減っていきます。だから残ったメンバーはとても仲が良くなり、授業が終わるといつもカフェでおしゃべりしていました。 

そこで銀閣寺マダムが話してくれたことは、まさにシニア女性の生の声

私達はまだまだ若いつもりだけど、だんだん老後が近づいてきていることに漠然とした不安を抱いている50代。  どこかで聞いたことがあるような内容でも、目の前で実体験に基づいた話を聞いていると、すっと胸に入って来て思わず深イイと言いたくなる、そんな言葉の数々です。

こんな人におすすめ

・いつまでも若々しくいたい 

・まだまだ人生を楽しみたい 

・子どもに迷惑かけたくない 

いつまでも若々しくいるためには・・・心を若く! 自ら動く!

  • 「習い事で1か月に1回でも2回でもバスに乗って街に出てきたらな、若い人とおしゃべりしたり、帰りにデパートに寄ったりしたら刺激も受けるし気分転換にもなるわ。家にこもってばっかりじゃあかんで。」 
  • 「韓国ドラマでも映画でも、見て感動したら脳が活性化するし、イケメンを見たら気持ちも若返るわ。」 
  • 「一人で暮らしててもちゃんと朝早く起きて、簡単でいいから服や化粧もちょっとだけ気を使わなあかん。手抜いてばかりやと老け込むしな。」 
  • 「服も体も清潔にせなあかん。加齢臭は仕方ないけど、なるべく予防せなな。身だしなみや。」 

まだまだ人生を楽しむためには・・・健康・筋力をキープ! 

  • 「この年になったらお金よりも健康、ちゃんと食べて寝て動かな。」 
  • 「一人暮らしだから、自分から動かなあかん。足が弱くならないように近所のジムにも行ってるし、少し離れたスーパーに歩いて行って、帰りだけバスに乗ることもあるんよ。」 
  • 「ご飯はちゃんと作って食べなあかん。自分の分だけやし、簡単で体に良かったら十分。夏はモズクに長芋とオクラを混ぜてみ、海藻も酢も体にいいし、ねばねば食材も体にいいって言うやろ。」 
  • 「家はきれいにしとかなあかん。もし何かあったら人に見られるしな。」 
  • 「拭き掃除もちゃんとするんよ。これも筋トレにもなるわ。」 

子どもに迷惑かけないためには・・・物を減らす!一人を楽しむ! 

  • 「年取ったらな、使うものが限られてくるわ。いっぱい物があっても後で困るし、毎年毎年減らしていこうと思って。体が動くうちにな。」 
  • 「押し入れ収納にプラスチックケースいっぱい使ってたけど、あれ最後処分するのが大変やろ。物減らしたらあんないっぱいケースもいらんようになったしな、処分しやすい箱とか布ケースに替えたわ。 」
  • 「アルバムの写真もな、毎年ちょっとずつ減らして最後は1冊だけにして、入院したり施設に入ったりしても持って行けるようにしようと思って。そんな減らせへんって?今は子供の思い出やし一つも捨てられへんやろけど、だんだんちょっとずつ減らせるようになってくるんよ。」 
  • 「子どもが所帯持ったら、遠くで元気で暮らしてくれたらそれでいい。自分は自分の楽しみ見つけてな、それぞれ楽しく暮らすんが一番や。」 

何でも若いうちやで・・・やりたいことは今すぐ! 

  • 「何でも若いうちやで。カメラが趣味であちこち行ってた友達が、もうやめたって言うねん。機材持って歩くのがしんどなってきたんやて。」 
  • 「手先が器用で布で小物でも何でも作ってた友達もな、もう作ってもあげる人がおらんのやて。」 
  • 「旅行もな、若いうちやで。膝が痛いとか腰が痛いとか言い出したらどっこも行かれへん。トイレが近くなったら、バス旅行も無理になってくるしな。」 
  • 「友達と旅行に行ってもシングルを取るんよ。いびきかいたり、薬飲んだり、化粧落としたりな、見られたくないこともあるやろ。友達とはいえ、ずっと一緒やと疲れるから部屋は別々がいいで。」 
  • 「目が遠くなって小さい字が見えんようになるから、何でも若いうちにやらなあかんで。特に勉強はな。」 
  • 「50代、まだまだ若いわ。何でも新しいこと始められるわ。頑張りや。」

まとめ 

趣味も若いうち・・・ちょっと切ないけど、その後にはまた新たな趣味との出会いが待ってるはず。

でも、次の趣味をなるべく長く楽しめるように、重たい物を持つ体力必要系や食べてくれる人やもらってくれる人が必要系は避けて考えたいと思います。

マダムのヒントを明るく受け止め、 

体も心も元気でいられるように生活に気を配り 

物を減らして身軽になりつつ 

今が一番若い!やりたいことはできるうちに! 

を心がけて生活したいと思います。 

おまけ

親しくなったメンバー達も上級過程が終了し解散してしまうと、全く会わなくなってしまいました。

解散後しばらくはグループラインでメッセージを送り合っていましたが、時間の経過とともに書き込みにくくなって、今では非表示状態。スポーツジムのジム友も全く同じ非表示状態です。

趣味でできた友達・人間関係は、一緒に活動している時はしょっちゅう会って、楽しくて、ずっとこの関係が続くような錯覚に陥りますが、決してそんなことはありません。やめたら終わり、それが現実です。

そうやって、いろんな人と出会って別れて、いろんな人の考え方に影響され、人生経験を積んでいくとも言えますが、少し淋しい気もします。でも連絡して会うほどでもないような・・・そうやって人間関係も卒業していくんだなと思います。 

習い事は出会いと別れの連続・・・ちょっと淋しいです。

次の趣味は、一人でできることにするぞ!(^^)!

タイトルとURLをコピーしました