稚魚を早く大きくするにはゾウリムシが一番!培養の仕方と名人のお庭紹介

ある日、先日のママ友からラインが来ました。

「お父さんが、稚魚がいるならゾウリムシをあげるよって。ゾウリムシを食べたら早く大きくなるんやって。」

そういえば、サンセット様が☆になるピンチで相談させてもらった時に、稚魚がいることも伝えていました。

ゾウリムシって・・・😲。

それはプロみたいなメダカブログやサイトによく出てくるアレですね。ミジンコとかゾウリムシとか育ててる人は、プロもしくはプロ級の人だけだと思っていました。

なのに私がゾウリムシを?こんな素人にできるの?と不安もありますが、実際、せっかく稚魚が孵っているのに底で☆になってる子も多いんです。

これで稚魚が早く大きくなるんならやってみようかな、と頂くことにしました。

稚魚が死ぬ理由は?

  • 親魚や稚魚同士の共食い・ヤゴ・ボウフラなどの虫に食べられる
  • エサ不足の餓死
  • 餌の食べ残しなどによる水質悪化

などがありますが、中でも一番多いのが餓死なんですって。

餌をやってるつもりでも、稚魚の口に入らない、餌を上手く食べられない、探せないなどの原因があるようです。

稚魚の餌は何がいいの?

稚魚は孵化後2~3日はお腹の袋(ヨークサック)の中の栄養だけで生きていけますが、その後は稚魚用のパウダー状の餌をやるのが一般的。

でも餌をたくさんやると食べ残して水質悪化を招くし、少ししかやらないと餌が足りない子が出てくる。

そこで、少しずつ餌もやりつつ、グリーンウォーター飼育にすると、藻や植物プランクトンなどの微生物がいるので餓死しにくくなるんですね。

そこにゾウリムシという動物性プランクトンも食べたら、成長が早くなるのも納得です。野菜だけじゃなく、肉や魚も食べるというイメージですね。

ゾウリムシの培養の仕方は?

ママ友の家にゾウリムシをもらいに行きました。あいかわらず、大きなメダカ容器が家の壁に沿ってズラ~ッと並んでいます。

ご主人がゾウリムシのペットボトルを手に、出てきてくれました。

これがゾウリムシ・・・😲

白く濁ったペットボトルの中には小さな小さな白い点々が漂っています。

大昔、理科の教科書で見たイメージでは緑色だったんだけど、白いのね。

ご主人が

「今年は紅白ラメだけ産卵させてるんですよ。」と言いながら、そのラメの稚魚水槽に

「ゾウリムシをスポイトで吸って、水槽にちょっと入れてやるだけでいいですよ。」と実演して見せてくれました。

それから、ゾウリムシの培養の仕方を説明してくれました。

  1. 2リットルのペットボトルの場合、下から5センチくらいゾウリムシの種水を入れ、ペットボトルの肩の位置くらいまでカルキ抜きした水を入れる。(種水:水:空気=1:8:1くらい)
  2. エビオス錠を2粒入れて溶けたら振る。
  3. 家の中の日が当たらない暗い場所に蓋をせずに置いておく。(かなり臭いらしい😨)
  4. 毎日2回くらいペットボトルを振って酸素を溶け込ませる。
  5. 5日くらいでゾウリムシが増えてペットボトルが白くなってくる。
  6. ゾウリムシをスポイトにとって、稚魚に少量与える。
  7. 1週間程でペットボトルが透明になってゾウリムシがいなくなるので、その前に残りを種水にして次のペットボトルに培養を始める。

ほー。できるかな。😲

メダカ名人のお庭紹介

ここで、ママ友のご主人にメダカを見せてもらいましたので紹介します。

ママ友とは10年以上のつきあいですが、一度も家でメダカを飼っていると聞いたことがありませんでした。なのに、自分がメダカを飼い始めた途端、こんな近くに名人がいるなんて!とても不思議です。

去年はサンセット極龍とオロチと紅白ラメを殖やしていましたが、今年は紅白ラメに絞って産卵させているそうです。

一戸建ての玄関周りには大きな青いメダカ鉢に入った紅白ラメがくるくると軽やかに泳いでいました。

その横にはサンセット極龍が少しだけ。最近メダカ泥棒が来て、網も簾も放り投げ、その辺をちらかしたままでメダカを掬って行ってしまったと。3回ほどメダカの盗難に遭ってるそうです。

欲しかったらちゃんと言ってくれたらあげるのに・・・と、おっしゃていました。

ご主人は、メダカは趣味だからお金儲けを考えず、欲しいという人にはあげるし、なじみのペットショップに持って行っても喜ばれるそうです。

こんなに大事に育てているメダカを、よく盗めるものです。自分が育てたふりしてネットで売るのでしょうか。常習犯がメダカ愛好家の家をあちこち物色していると思うと本当に腹が立ちます。

今年主力の紅白ラメ達が壁沿いにずらり。1つ1つの容器が幅70~80センチくらいありそうな大きさ。水温が上がりにくいように深い容器を使っているそう。何十匹もの紅白ラメが水面を忙しく動き回って、見るからに元気そう。

そして驚いたのが、まだ6月末だというのに、今年の採卵はほぼ終わりとのこと。確かに売り物にするつもりがなければ、既にすごい数の稚魚がいそうです。

紅白ラメの卵や稚魚が入った水槽や黒いバケツがずらっと並んでいました。水はグリーンウォーターで、汚そうに見えるけど、稚魚にはこれが一番良いとのことでした。

今は水換えの時に卵があれば、捨てるのもかわいそうだからバケツに入れる程度にしているんだそうです。だから、サンセット極龍の稚魚水槽も1つだけありました。

お庭にはたくさんの容器や道具、羨ましいホースもありました。ああ、ホースでジャーっと容器でも地面でも流してみたいよ😊

マンションは一戸建てより狭いのは当然ですが・・・。

一戸建てで飼われるメダカは広々ゆったり、マンションのメダカは狭くて窮屈なんて・・・メダカまで格差があったよ。

あれ、うちは狭いマンションのベランダなのに、あれもこれも産卵させちゃってマズいかも。欲張り過ぎたらダメ、また考えよう。

帰りにゾウリムシと一緒にエビオス錠も少し分けてもらいました。ありがとうございます。頑張ります。

ゾウリムシ、ちょっとドキドキ。

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