メダカの産卵も5年目、いつものように稚魚(針子)を育てていましたが、なぜかサファイヤの針子が育ってない。それどころか、どんどん減って減って・・・。他のメダカはそれなりに育っています。あれ?何が悪かったの?今年の主力はサファイアなのに焦ってきました。
今年の主力はサファイアと三色
サンセット様とラメちゃん、三色とサファイアの4種類に産卵させていますが、主力は三色と今年初めて産卵させるサファイアです。

去年産まれた三色からお気に入りのオス1メス2を選んでNV13へ。この3匹が仲良しで卵をモリモリ産んでくれて超優秀。ここだけ水草を入れてVIP待遇。NV22で他の三色も普通に産卵しています。

年末に育て始め、今年初めて産卵させるサファイア。他のメダカがどんどん産卵し始めても全く産まず・・・。体が一回り小さいからか?もしやオスメスが偏っているのか?と心配しましたが、6月から産卵し始めました。体が青くキラキラでとてもきれいなメダカです。
サファイアの稚魚が育たない・・・。
稚魚容器が増えて順調だと思っていたら、あれ?サファイアが少なくない?
いつもの針子の育て方

①卵(産卵床)を別容器に入れ、メチレンブルー(殺菌)を垂らす
②孵化したらグリーンウオーター(植物プランクトン)と水草(隠れ家)を入れる

③エサはゾウリムシと稚魚用のパウダー
●針子のうちは食べ残しで水が汚れるのでゾウリムシ中心に1日4回ほどやる。粉エサを食べられるようになるとぐんと大きくなるイメージ
④少し大きくなったら大きな容器へ移す
●針子の一番の死因はエサ不足と言いますが、エサがあっても探せなかったり、エサ取り競争に負けたり、また体が大きい子が小さい子を追い回したり、つついたりと、どんどん数が減っていきます。大きな子を別容器に分けるのも狭いベランダでは限界があり、結局たくさん孵化しても容器の大きさに応じてある程度の数しか育ちません。

同じように育てているのにサファイアの方が減っているのはどうして?
思い当たる問題点

今年はベランダの反対側に、グリーンウオーター水槽と水草水槽を準備しました。少し大きくなった稚魚を入れようとしたら、②の水草水槽にはいつのまにか稚魚が産まれていた(親水槽から水草を引き上げる時に卵があったみたい)ので、②には何も入れず、
- ①グリーンウオーター水槽には三色
- ③水草水槽にはサファイア
- ④水草水槽にはサンセット
と入れたところ・・・、しばらくして③サファイアだけほぼ全滅!思い当たるのは、サファイアだけ特別扱いしたところ。早く大きく育てようと水草容器に移すのが早過ぎたような気がします。

- 上の写真のように体色が青?銀?になってから移動させればよかった。体色が黒いうちに移動させてしまった。水合わせはしたつもりだったが環境の変化が大きかったかも?
- 大きな容器でエサが探せなかったのでは?
- サファイヤの針子は他のメダカより小さく、成長に時間がかかるのでは?
- 6月から産卵し始めたので、孵化にかかる期間が短くちょっと未熟なのでは?
やっと稚魚が育ってきた方法は?
親抜き水槽で孵化させる

サファイアの稚魚は小さく移動に弱い。ということは?移動しなくても済むように水換えのたびに親だけ別の水槽に入れ、元の水や産卵床はそのままの「親抜き」という方法を試しました。メチレンブルーを入れないので水を殺菌できず、カビが生えて孵化率は下がるかもしれませんが、底に落ちた卵が孵化したり、孵化後は親の飼育水で育ちやすかったりもします。孵化したら普通にグリーンウオーターと水草を入れ、時々足し水しながら育てます。
水草水槽で孵化させる

勝手に産まれた②水草水槽の稚魚がどうやら三色らしく、大きくなってきたので①へ移動。親抜きで空き水槽や置き場所が無くなってきたので、今度は②水草水槽にサファイアの産卵床を沈めました。サファイアがほぼほぼいなくなった③水草水槽にはサンセットが入りましたが、こちらは無事に育っています。

親抜き水槽4つと水草水槽でサファイアの稚魚が育ってきました!
まとめ
- メダカの稚魚が育たない一番の原因はエサ不足。その他、飼育環境の変化やストレスも。
- たくさん孵化しても全部育つわけでなく、容器の大きさに応じた数に落ち着く。
- 「親抜き」や水草水槽で孵化させると手間がかからず育てられる。ただし、水槽や置き場所がたくさん必要になる。