今年は初めて三色メダカを産卵させました。たくさん産卵しても育てきれないので短い採卵期間でしたが、親の色による違いというか、不思議を紹介します。
サンセット極龍や紅白ラメなら、ぱっと見みんな同じ。よく見るとヒレの光り方とかラメの載り方が違います。でも三色の場合、ぱっと見でも親と全く違う子が産まれてしまうんですね。
親選び
頂いた三色メダカは13匹。産卵までの間はNV22にみんな泳いでいました。高級メダカですが、とても丈夫で育てやすい印象です。
でも赤・白・黒の三色のバランスでいうと、少し赤が多めな気がしました。このまま産ませたら、もっと白が減って赤っぽくなるかも?と思って、
- 白が多めチーム(主力)
- 赤が多めチーム(予備)
とに分けて産卵させることにしました。
結果発表
早めに産まれた子はNV13やIKEAトロファストでエサをいっぱい食べて育てたので、すっかり大きく育っています。
白が多めチーム(主力)の稚魚
あれ?親は白が多めでしたが、その割に稚魚は赤が多めな気がします。
こっちも赤っぽい感じ。ちょっと白が少ないですね。
こちらも全体的に赤っぽい感じ。
初めから赤白のバランスは決まっていて、大きくなるにつれて黒が体表に出てくるイメージです。だんだん色が濃くなって、ラメが光ってきますね。
後から産まれた子は発泡スチロール箱のグリーンウオーターで大きさ関係なく飼育。自然に数が減っても生き残ってくれた子達です。白いスチロール箱のままでは色が薄いので、秋からはNVへ移動しました。これから色が出てくるのが楽しみです。
赤が多めチーム(予備)の稚魚
こちらは少しだけ採卵した予備チーム。なんと白黒斑(ぶち)が産まれています。親はほぼ赤いのに、白い遺伝子が次の世代に強く出てきたりするんですね。遺伝の不思議を感じます。
そして、もう一つの予備チームにきれいな子がいたんです!
拡大するとこんな感じ。頭が赤くて真ん中が白というか銀色に光ってる子が一番気に入りました。
あれ?もしかして予備チームにたくさん産ませたら良かったのかな?
サンプルが少ないと言えばそうなんですが、親を選んだ意味があったかわかりません。でも「親と同じ子が産まれるとは限らない」ということは実感しました。これを極めるには手間も時間も場所も必要なので、本当にプロ向きのメダカですね。
メダカ写真に使うセリアグッズ
ベランダでメダカの写真を撮るのはとても難しいです。プロやこだわる方なら良いカメラで撮影すると思いますが、私は普通にスマホで撮るだけなので、
- メダカが動いて水面が揺れる
- 水が反射して光る
- 明るすぎてメダカの色が飛ぶ
- 自分の影が映り込んでしまう
- スマホの画面が反射して見えない
- 狭くて余計なものが映り込む
など、なかなかうまく撮れません。水換えのついでに、水を少なめにしたメダカボウルを、セリアの小さいボウルの上に少し傾けて置いて撮っていますよ。これがイイ感じに斜めで止まるんですよ。
まとめ
- 三色メダカは育てやすい丈夫なメダカ
- 赤白黒のバランスが一匹一匹違うのがおもしろい&難しいところ
- 親を選んでも、同じ色が産まれてくるとは限らない
- メダカの写真を撮るのに、セリアのメダカボウルと小さなボールが役に立つ
親が三色あっても二色の子が産まれるし、親が赤くても白い子が産まれる。そして、色の出方はみんな違う。きっと白黒斑(ぶち)の親からでも三色が産まれるんだろうな。三色揃ってバランスも良いなんて神の領域なんですね。
三色メダカが我が家に来た時の話はこちら