夏はどこでも暑いけど、京都は盆地だからなお暑い。しかも我が家はマンション、おまけにベランダは南向き!もう暑いに決まっています。なのにベランダでメダカを飼育中。
夏が来る前から、今年の夏が越せるか、とっても心配。いつのまにか水がお湯になって、メダカが釜揚げシラスみたいになったらと思うと恐ろしい。ということで、夏の暑さ対策について考えました。
発泡スチロールに入れる
発泡スチロールは温度変化に強い・軽い・水に強い、と優秀な水槽になります。使っているうちに劣化するので何年も使うものではありませんが、捨てる時も壊してゴミに出せばいいだけなので簡単・手軽です。しかし、メダカ用として売られているものは驚くほど高価。だから、スーパーで分けてもらえると助かるんですが、声をかける勇気が必要です😊。
去年はメダカを飼い始めたばかりで、透明プラスチック容器と発泡スチロールに入れていました。でも、今年はちょっとカッコよく黒い容器で飼っています。(といっても、1個300円弱の黒いNV BOXです)
同じプラスチックでも黒い方が熱を吸収しやすいので心配だけど、容器の数が増えてしまって、こんなにたくさん発泡スチロール箱を調達できないし、置き場所もありません。100円ショップの発泡スチロールは小さ過ぎました。だから、発泡スチロール作戦は諦めました。
深くて大きな容器に入れる 陶器だとなお良し
容器が浅いと水温が全体的に高くなってしまいます。深さがあると、底の方は温度が低いので、それだけ暑さ対策になるんですが・・・。
水量がたくさんあると、温度が上がりにくいんですが・・・。
プラスチックでなく、陶器だとなお温度変化しにくいんですが・・・。
これはメダカを飼い始めた時から諦めています。場所を取らず、お金をかけず、力も要らない容器を選んで始めた、ささやかな趣味でした。それが、いつのまにかメダカ&容器が増えて、上を見たらキリがない状態になってしまいました。
今は殖やすのが楽しみですが、今後落ち着いたら、数を少なくして深い容器でゆったり飼ってみようと思います。だから、深い容器作戦も諦めました。
簾(すだれ) 葦簾(よしず) を使う
いつも、水槽の上に100円ショップのワイヤーネットを置いて、その上に簾をかけているのですが、それだけでは不安なので、今年はよしずを買ってみました。
よしずと簾はどちらも、どちらも日差しを避け、風を通す、日本の伝統的な天然素材のブラインドです。
簾(すだれ)とは
- 軒先などにつるして使用する。
- 材料は、細く割った竹。
- 大きさはいろいろ。
- 家の中でも外でも使える。
葦簾(よしず)とは
- 立てかけて使用する。
- よしずの主な材料は葦(アシ)。竹でも作れる。
- アシは「悪し 」と同じ響きのため避けられ、反対の意味の「良し」が使われるようになった。
- 葦(ヨシ) でつくった簾(すだれ)だから 葦簾(よしず)。
- 大きさは180センチ幅が基本。
- 窓全体を覆う大きさがあり、家の外で使う。
といった違いがあり、面積が多い分、よしずの方が暑さ対策には優れています。
窓のすぐ外側にメダカ水槽がずらっと並んでいるので、水槽の外側に立てかけると、日光を遮断しながらも風が通る状態になります。水槽が置いてあるところが日陰になって熱がこもらないし、もちろん室内の暑さ対策にもなっていい感じ。何より見た目が涼しげです。
よしずの選び方
- 通気性を考えて天然素材のものを選ぶ。 (最近の簾はプラスチック素材の物もあります。)
- 材料の竹やヨシの国内産が少ないため、輸入品が多いです。遠くから運ばれて来るうちに、乾燥しきった竹が折れて傷んでいることも。できれば、見て買うのをおすすめします。
- ヨシで作ったよしずは、竹で作ったよしずより、1本1本が太くて固く、結んでいる紐もしっかりしていて丈夫です。その分重いです。
- ホームセンターで、竹製は2000円程度、ヨシ製は3000円程度で買えるようでした。
お店で竹の切れ端がポロポロ落ちているのを見て、丈夫そうなヨシ製のよしずを買いました。
よしずに水をかける
よしずにジョウロなどで水をかけると、気化熱の作用(液体が蒸発する時に周囲から熱を奪っていくこと )によって、温度を2度ほど下げることができます。
といっても、マンションのベランダなのでジョウロで水をドバドバかけるのは無理ですね。
あまり水をかけすぎると、よしずの劣化につながりますし、内側にいるメダカ容器に水道水が入っても良くないので、手で汲み置き水をパッパッとかけて濡らすくらいならできそうです。
ベランダに打ち水する
マンションのベランダの床はコンクリートでできていて、夏の日差しでとても熱くなってしまいます。ここでもやはり日本の伝統的な暑さ対策、打ち水が効果的。ここでも気化熱の作用ですね。
一戸建てのようにバケツでバシャッとは無理ですが、小さいメダカボウルに水を入れて、少しずつ手ですくってベランダに撒きます。絶対に階下に水が行かないように注意しますよ。
打ち水に効果的な時間は、朝と夕方。カンカン照りの日中はすぐに水が蒸発してしまうので効果が薄いらしいです。
番外編 手間やお金がかかる編
- 床にウッドパネルを敷く。
- サンシェードをつるす。
- 朝顔やゴーヤなどの植物でグリーンカーテンを作る。
- メダカが日陰になるように背の高い鉢植えを置く。
番外編 それができたら苦労はない編
- 夏の間、室内で飼育する。(エアコン必須)😨😨
- 風通しの良い日陰に移動する😨😨