夫がこの春とうとう定年退職。ハードな職場にいたので、本人は「もう働きたくないな~、ゆっくりしたいな~。」と言っていたけど、やっぱり週に3~4日程働いてくれることになりました。感謝感謝。もちろん収入は少なくなりました・・・。うん、ちょっと家計を見直さねば。
固定費を減らす
一般的に家計の節約には家計に締める割合が多い固定費を減らすのが効果的。
- 住居費・・・ローン借り換え・繰り上げ返済・郊外や小さい家に住み替えるなど
- 光熱費・・・電気・ガス会社を統一する・契約プランの見直しなど
- 通信費・・・格安SIM会社に乗り換える・固定電話や新聞・使ってないサブスクを解約するなど
- 保険料・・・保険の見直し・解約をする・ネット保険に乗り換えるなど
- 車両費・・・車を処分する・軽自動車にする・自動車保険の見直しなど
他にもエアコンの設定温度を調節したり、遮光・遮熱を工夫したり、節水したりと、毎日の生活でできることを組み合わせていくことが大事です。
家はこのまま住むつもり。既に光熱費は関電ガスにまとめてるし、通信もワイモバイルで安い。保険と車関係を見直したい!
生命保険を解約
退職前は給与天引きだった夫の生命保険料(三大疾病・介護・医療・ガン保険一体タイプの定期保険)毎月2万5千円の請求書が届くようになりました。収入が減ったことで負担感が凄いです。
定期保険とは、
- 契約時に定めた保険期間中にだけ保険金を受け取れる保険
- 満期保険金等はなく、途中解約しても解約払戻金がないことがほとんど
- 保障が一生涯続く終身保険に比べて月々の保険料が安い
若い時は共働きで頼れる実家もなく、ここで親が大きな病気をしたらどうなる?医療費以外にもお金はかかる。マンションのローンだってある。教育費を減らすことは絶対に避けたい!という思いから大き目の保険に入ってきました。子どもの成長とともに保証額を減らしてきたものの、やっぱり夫が現役時代に大きな病気をしたら大変だと思って前回は更新しました。でも退職して収入が減った以上、次の更新まであと数年の保障のために高い保険料を支払う気になりません。他にもアフラックのガン保険や共済などの医療保険にも入っているので(元々保険に入り過ぎてたかも)解約手続きに来てもらいました。
実は自分がガンの時に保険に随分お世話になったんです。そのまま払い込み免除になって今に至ります。だから夫が1回も給付を受けずに保険をやめてももったいないとは思いません。病気しないのが一番ですし、誰かの役に立っているはずですから。
有線放送を解約
平成の初めごろのマンションは部屋に有線放送がついていました。天井にはスピーカーがついていて、毎月1000円程で有線放送が聴き放題。来客時にはBGMを流し、誕生日にはバースデーソング、12月にはクリスマスソング、韓国語を習い始めた頃はNHKラジオの韓国語講座を繰り返し聴いていました。
でも時代は変わり、今ではほとんど聴くこともなくなりました。今まで解約しようと何度も思い立ちますが、手続きも面倒だし1000円くらいなら、と放置したまま・・・。やっと重い腰を上げて解約手続きをして断線工事に来てもらいました。
車を処分する予定
車が2台あるのですが、夫が車通勤しなくなったので1台処分する予定。これから車検の時期をみながら考えます。車は維持費が高いので効果は大きいはず。
変動費を減らす
こちらは毎月金額が変動するもの。予期せぬ出費もあったりして節約が難しいですよね。
- 食費(だんだん食べることが最大の楽しみに)
- 医療費(歯の治療・膝や腰が痛いなど)
- 交際費(帰省もあります)
- 特別費(趣味・レジャー・家電買替など)
- その他生活費(被服・衛生・美容など)
物欲はあまり無いけど、年齢的に「行ける時に行かないと」と思うので特別費は削りたくない。健康的な生活を心がけて未来の医療費を節約できるように頑張ります。
投資する
ここからは攻めの家計見直し。昨今の物価上昇で、貯金だけではインフレに対応できないことがよくわかりました。やっとマイナス金利が解除されましたが、2024年6月現在預金金利0.025%で、100万円を1年間預けても金利250円(税引後200円)です。
新NISA で資産寿命を延ばす
健康寿命という言葉があるかと思えば、次に長生きリスクという言葉が生まれ、さらには長生きリスクに備えて資産寿命を延ばすですって。
年金だけでは老後の生活が厳しい&預金があっても長生きし過ぎたら枯渇してしまう。そこで預金の一部でも投資して、資産を殖やす可能性を考えようってことですね。資産寿命というと物凄い資産がある人限定のイメージですが、金額の多少は関係なく、誰にとっても持ってるお金は金融資産。2024年から新NISAが始まって、国が「自分で自分の年金をつくれよ」と言ってるようなものです。
数年前に始めた旧積立NISAが、銀行預金とは比べ物にならないほど殖えています。これを見たら投資も必要だと実感しました。もちろん相場の上下はありますが、投資しない=日本円に全投資と思うと、それもリスクですよね。
新NISAとは
- 投資で得られた利益が非課税になる国の制度
- 生涯非課税枠1800万円
- そのうち600万円が積立投資枠で年間120万円が上限
- そのうち1200万円が成長投資枠年間240万円が上限
- つまり合わせて年間360万円が上限で最短5年で1800万円到達
- 積立投資枠は国が選んだ優良な投資信託から購入する(最低100円から)
- 成長投資枠は投資信託や株など、積立でも一括でもOK
解約する時、預金なら利息の20%が税金で消えてしまいますが、NISAだと値上がり益に非課税です。ただし値下がりしてたら恩恵は減りますが、生涯非課税なので値上がりまで待てるといいですね。時間がある若い人が羨ましいです。でも保有している時にもらう配当金や分配金も非課税なので、60代でも預金の一部は投資した方がいいと思います。ほぼほぼ利息がつかない定期預金を少しずつNISAに移そうと思います。証券口座は手数料の安いネット証券がオススメ。
株主優待投資をする
退職すると、再就職したとしても収入が減るので今までのようにふるさと納税ができなくなります。せっかく証券口座があることだし、個別株にも投資して株主優待をもらうことにしました。上がっても下がっても持ち続けられるような株を買うことを心がけています。
まとめ
- 定年退職後は収入が減るので家計の見直し必須
- 固定費を削減するのが効果的
- インフレに負けないように預金の一部は資産運用する
60代は楽しくお金を使うのも大事。動けるうちに、食べられるうちに、行動しなくちゃ。普段は地味に使う時は使う、メリハリが大事。ということで退職祝いは最新iPhone15。