普通に元気そうに見えてたサンセット極龍の1匹が、底にじっとしてる時間が長いような・・・。でも少しは食べてるし、様子を見ようと思っていたら、なんと!翌朝体を縦にして力なく浮いていました。そこまで悪そうには見えなかったのに、こんな急に変化するの?慌てて、ペットショップに薬を買いに行きました。
店員さんにメダカの写真を見せて、薬をお願いしたところ、
- 水の中の細菌のせいでかなり状態が悪い。
- 病気のメダカと他のメダカを分ける。
- どちらにも薬と塩を0.5%入れて様子を見る。
と、教えてもらい、グリーンFゴールド顆粒という薬を渡されました。
しかし、帰ってびっくり😲薬は2g×2袋=合計4gしか入ってないのに1980円!
さらに驚いたことに、水32~40Lあたり本剤をたった1g溶かすって?
メダカ初心者の小さな容器で、どうしたら同じ濃さの水溶液が作れるのか?
★答えは・・・「少量の水に顆粒を溶かして作る」です。
でも、もし細かい数値が量れる秤があって、NVBOXなど約10L容器なら、普通に量って溶かすだけでできますよ。
グリーンFゴールド顆粒の使い方
- 細菌性感染症(皮膚炎)などの治療薬です。薬は2g×2袋で顆粒状。
- 水32~40Lあたり本剤を1gを溶かして薬浴させるとのこと。
- 完璧に40Lに1gと決まっているわけでなく、少々の誤差はOKみたいです。
- 塩水浴(0.5%)とも併用できます。
- 薬浴期間は5~7日で、改善が見られない場合は飼育水を1/2~1/3取り替えて、再投薬
少量の水に溶かして計る方法 10L容器の場合
①600mlの水に顆粒2gを溶かす
調べたところによると、水60Lに対して2gという比率で計算しているサイトばかりでした。
水80Lで計算するよりしっかり濃い目に作る感じですね。
水60Lに対して顆粒2gなので、わかりやすいように600mlに顆粒2g溶かして作ります。
- ペットボトルに600mlのカルキ抜きした水を入れる。
- 2gの顆粒を入れて、振って溶かす。
- このペットボトルには60Lに入れる分の薬が入っているので、もし10L容器ならその六分の一でOK。ということは600mlの六分の一で100mlの水溶液を取り、10L容器に入れる。
★600mlの水溶液のうち、使うのは100mlだけ、残りの500mlは捨てなければなりません。
単純計算でも1g500円もする高価な薬なので、もったいない気がします。
★ペットボトルに残った水溶液を捨てる時は、日光を1日当てて毒性を消してから捨てます。
②300mlの水に顆粒1gを溶かす
そこで、水60Lに対して2gなら、水30Lに対して1gと同じ割合ですから、わかりやすいように300mlに1g溶かして作ります。
- 1gの顆粒(一袋の半分)を計る・・・秤か、目分量で。
- ペットボトルに300mlのカルキ抜きした水を入れる。
- 1gの顆粒を入れて、振って溶かす。
- このペットボトルには30Lに入れる分の薬が入っているので、もし10L容器ならその三分の一でOK。ということは300mlの三分の一で100mlの水溶液を取り、10L容器に入れる。
★300mlの水溶液のうち、使うのは100mlだけ、残りの200mlは捨てなければなりません。
1gの顆粒を量る手間はありますが、600mlの時より捨てる量が少なくて気が楽です。
★ペットボトルに残った水溶液を捨てる時は、日光を1日当てて毒性を消してから捨てます。
★残りの顆粒1gは密閉して暗いところに保存しておきます。
③この割合で計算した表
①水60Lに対して薬2gの割合で作る | ②水30Lに対して薬1gの割合で作る | |
溶かす薬の量 | 2g(1袋) | 1g(1袋の半分) |
カルキ抜きした水の量 | 600ml | 300ml |
20L容器に入れる薬液の量 | 200ml(0.67g) | 200ml(0.67g) |
10L容器に入れる薬液の量 | 100ml(2g÷6=約0.33g) | 100ml(1g÷3=0.33g) |
5L容器に入れる薬液の量 | 50ml(約0.17g) | 50ml(約0.17g) |
1L容器に入れる薬液の量 | 10ml(約0.03g) | 10ml(約0.03g) |
メリット | 1袋全部入れるだけ | 薬を1g計る手間がかかる |
デメリット | 捨てる薬の量が多くなる | 捨てる薬が少なくて済む |
同じ比率で溶かしただけなので、薬と水の量が違うだけで、あとはすべて同じですよ。
★顆粒の量は、10L容器で考えると、60Lに顆粒2gだから、その六分の一で、2g÷6=約0.33gとなります。20L容器なら、60Lの三分の一なので、2g÷3=約0.67gとなるという計算です。
細かい数値が量れる秤で量る方法
32~40Lで顆粒1gとすると、NVBOX13で満タンの13Lまで入れられないので12Lと考えれば、ちょうど三分の一。ということは顆粒も1gの三分の一で約0.3g。
小数点以下まで量れる秤があったので、0.3gを量り、NVBOXに入れて溶かせば出来上がり。
慌てて薬を買いに行って、帰って来て、いろいろ調べて、あれやこれを量って・・・。12Lの薬液を2Lと10Lに分けたのは、状態が悪かったメダカと他のメダカを分けるため。やっと準備ができたと思ったら、状態が悪かったメダカがもう☆になっていました😢はあ・・・脱力。
まとめ
- グリーンFゴールド顆粒は細菌性感染症(皮膚炎)などの治療薬。
- 顆粒のため少量の水に溶かして必要量を量る。
- 精密な秤があれば簡単に量れる。
- 残った顆粒は密閉して暗いところに保存しておく。
- 薬液を捨てる時は日光に1日当てて毒性を消してから捨てる。
メダカが病気になると、あたふたするだけで、悲しいほど無力ですが、こういった薬を知って、少しずつでも飼い主としての経験値を上げていきたいと思います。