4月になると晴れた日には水温25度を超え、メダカがくるくる元気に泳いでいます。いよいよ2024年メダカシーズンの始まり。みんな冬を越して、体が一回り大きくなったような、そして色も濃くなったような・・・。中でも一番色が鮮やかな気がするのは・・・この子達!
グリーンウオーターの色揚げ効果
三色の色の違い
- 上段①・・・昨年頂いた三色メダカ。これを赤多めチームと白多めチームに分けて産卵させました。
- 上段②白多めチームの子
- 下段③赤多めチームの子
- 下段④赤多めチームの子(グリーンウオーター)
白が多めチームの卵をたくさん採ったのに子供は赤が多かったので、春先からお譲りして数を減らしているところ。赤多めチームはこの2ケースしか卵を採らなかったのに結構色がばらけてイイ感じ。
同じタイミングで水換えしているのに、太陽の当たり方・水量・メダカの数などで飼育水の色には違いが出てきます。冬の間どこもグリーンウオーター気味、うっすら黄緑かな?くらいにはなるんですが、なぜかいつも④は濃いグリーンウオーター。
時々ミジンコをやって色が薄くなったとしても、また④だけはすぐに濃い緑色になるんです。
下段③と④は同じ親だけど、グリーンウオーターで冬越しした④の方が色が鮮やかな気がする!
④が一番色が濃い
これは全部④の写真。グリーンウオーターの中だと色がわかりにくいので少し水を入れ替えて写しました。
頭が赤で胴が白っぽい銀色のラメ入り、尾にかけてまた赤になるタイプが一番私の好みです。今年はこのタイプを集めて産卵させたいと思っています
色揚げ効果の理由は?
グリーンウオーターは植物プランクトンが豊富な状態なので、
●植物プランクトンがメダカのエサになるから
→植物プランクトンに含まれているカロチンがメダカの体内に蓄積されることが色揚げ(赤やオレンジ)につながる
●植物プランクトンがメダカの排泄物からできる有害物質を吸収・無害化してくれるから
→有害物質の少ない水で元気に育つ
●植物プランクトンが光合成で酸素をつくるから
→酸素の多い水で元気に育つ
★ただし、植物プランクトンが多過ぎると、夜間に酸素を吸収して酸欠になるので濃過ぎる場合は足し水で調整する。またメダカが見えないので、もし病気の場合は発見するのが遅くなるというデメリットもあり。
その他メンバーの冬越し
サンセット&ラメちゃん
こちらはサンセット極龍と紅白ラメちゃん。メダカの種類が増えてきたので、春先から夫の知り合いにお譲りして、容器をまとめているところ。
いつも元気なゲスト5匹
こちらは2022年に譲ってもらった姫睡蓮についていた卵から産まれたゲスト5匹。超手抜きで育てているのに一番丈夫な子達です。今年も産卵一番乗り。でも卵は採りませんよ。
新メンバー オロチ
真っ黒なオロチをもらいました。黒い容器では見えないので白容器に入れてグリーンウオーター担当にぴったり。
最古参の産直ミユキ
2020年6月に産直で購入した6匹のうち最後の1匹です。去年の秋に5匹目が死んでしまい、今は悠々一人暮らし。生後4年くらい。いつ天国に行ってもおかしくない。腰も曲がってヨレヨレだけど、まだエサを食べてます。
まとめ
- 同じように管理しているつもりでも、太陽の当たり方・水量・メダカの数などで飼育水の色には違いが出てくる。今回はグリーンウオーターで冬越しした方が色揚げ効果があったように思った。
- グリーンウオーターに含まれる植物プランクトンがメダカのエサになり体内にカロチンが蓄積されること、有害物質の無害化や光合成による酸素供給で、メダカが元気に育つ条件が揃いやすい。ただし、濃すぎる場合は足し水で調整する。
メダカ飼育を始めた頃は「冬越しは大変」と思っていたけど、今は「メダカはそう簡単には死なない、でもみんながみんな死なないわけでもない」と実感。メダカの寿命は短いので少しずつ数が減るのは仕方ないし、体が小さい子が冬越しできないのも当然。今は人にお譲りできるほどたくさん殖えたので、残念だけどすぐに切り替えられるようになりました。